09/08/10 13:12:45
元プロ野球選手の清原和博さんやＫ―１の魔裟斗ら多くのアスリートを
指導したことで知られるパーソナル・トレーナーのケビン山崎氏（５８）が、
来年２月のバンクーバー五輪出場を目指す現役選手専用の“特別強化塾”を開設したことが９日、分かった。
すでに世界選手権モーグル男子銀メダルで代表内定の西伸幸（２４）＝白馬村スキーク＝らを指導。
トレーナー歴３０年の肉体強化師が自身初の五輪に“殴り込み”をかける。
清原、魔裟斗、大相撲の大関・千代大海、前田日明などの肉体強化をサポートした
全身黒ずくめの異色トレーナー・山崎氏が、バンクーバー五輪への挑戦を掲げた。
「五輪はあこがれ。人類の祭典に自分の強化選手を送り込めたら光栄だし、
何よりトレーナーの血がメラメラと騒ぐ」と意気込んだ。
最近では大相撲・稀勢の里のトレーニングの相談を受けるなど
格闘色の濃い山崎氏だが、実は７月末から五輪強化塾の活動を本格化させている。
１年前には男子フィギュアの国内最年長・中庭健介（２７）＝パピオ福岡＝、
今季シニアに転向し五輪を目指す西野友毬（１５）＝武蔵野学院＝の２人だけだったが、
「きっと良くなるケビン山崎のＫＹ塾」の評判はすぐに広まり、いまや“受講生”は６人に。
モーグル男子の西、スキークロス女子の福島のり子（２９）＝ＩＣＩスポーツク＝なども
山崎氏の主宰するフィットネスジム「トータル・ワークアウト」で特訓を始めた。
一番の宣伝文句は、トレーナー歴３０年のノウハウが詰まった「ブレない体作り」だ。
「冬競技は主として重心移動に重要な体幹部分の強化が必要。強くなればけがをしにくくなるし、
回復力も早くなる」と山崎氏。例を挙げれば中庭はこの１年で、持病の腰痛が消え、
重心が内側に変わったことで４回転ジャンプも楽に跳べるようになったという。
山崎氏は「個人差はあるが、私の指導なら早ければ３週間で効果が表れるだろう」と語った。
五輪に殴り込むなら多い方がいい―。トレーニングに悩む選手らに向け黒衣の肉体強化師は
「ぜひぼくに相談してほしい。まずはうちのジムに直接きてくれ。いつでも歓迎する」とメッセージも送った。
◆ケビン山崎（けびん・やまざき＝本名）
１９５１年７月２６日、広島県佐伯郡五日市町生まれ。５８歳。７８年に単身渡米し、シアトルを拠点に活動。
在米中に米国籍を取得し改名。８７年にシアトルにフィットネスジム「トータル・ワークアウト」を創設。
９９年の前田日明、００年の清原和博のパーソナル・トレーナーを務め脚光を浴びた。
現在は東京の六本木と渋谷、福岡にジムを展開。会員数は５０００人を超え、芸能人も通う。
ソース：スポーツ報知 (8月10日06時02分)
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バンクーバー五輪への“殴り込み”を宣言したケビン山崎氏は、ジムに設置してある自身の影武者人形の肩に手をかけ、気勢を上げた
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