09/08/08 20:49:12
若者向け農業雑誌の発行相次ぐ 「農業やろうぜ!」
若者向け農業関連雑誌の発行が相次いでいる。
7月には30歳の農業青年が編集長を務める「アグリズム」(農業技術通信社)が創刊。
宝島社からも「農業やろうぜ」が出版された。食への不安から来る農業への関心を背景に、にわかに活況を呈している。
「『農業ってこれだけ面白いんだ』というのを自分たちで伝えるメディアをつくりたかった」。
アグリズム編集長の荻原昌真さんは、雑誌の狙いをこう話す。
創刊号では全国各地で独特のコメ作りを実践する30代半ばまでの農家を特集。
ほとんどのページがカラーで、ファッション性を高めた構成となっている。
荻原さんは長野県東御市にある約60ヘクタールの農場で父親とコメや小麦を作る傍ら、出版社に企画を持ち込んだ。
読者からは「こういう雑誌を待っていた」といった好意的な反応が寄せられているという。
今後年4回発行していく。
宝島社の「農業やろうぜ」は農業に興味を持つ若者向けに、
ベランダでできる野菜作りから本格的な就農方法までを案内するガイドブック。
同誌編集者の井野澄恵さんは、料理本を手掛けたことから食材への興味がわき、農業に行き着いたという。
井野さんは「農業に興味を持つすべての人の入り口になってほしい」と出版の意図を説明する。
今後の定期刊行も検討している。
このほか、流行に敏感なカルチャー誌の代表格「ブルータス」(マガジンハウス)も今年2月に農業を巻頭特集し、完売。
◆画像:農業雑誌「アグリズム」について語る荻原昌真編集長
URLリンク(img.47news.jp)
■ソース:47NEWS(よんななニュース) 2009/08/08 16:06 【共同通信】
URLリンク(www.47news.jp)