09/07/31 15:48:19
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は31日、市役所内に掲示していた職員人件費の張り紙をはがしたとして、
40歳代の男性職員を懲戒免職にした。
竹原市長は「行財政改革を支持する市民に対する挑戦的な行為」と説明しているが、
職員は「処分は重すぎる」として市公平委員会に異議を申し立てる方針。
識者からも「免職にする事案とは言えない」との指摘が出ている。
市長はさらに、監督不行き届きとして、総務課長を文書訓告、市民環境課長と総務課長補佐を口頭注意処分にした。
処分後、竹原市長は「人件費削減を公約としており、張り紙は公約実現の手段の一つとして行った。
職員から提出された顛末(てんまつ)書にも反省は見られない」と説明。
「市役所の指揮、命令機能の危機的状況を明らかにした。事件の重大性にかんがみ、処分することにした」と述べた。
一方、男性職員はこれまでの取材に「張り紙があると職員が萎縮(いしゅく)し、ミスが増える。
これでは市民のためにもならないと思い、はがした。免職は納得できない。
まずは公平委員会に申し立て、処分の不当性を訴えたい」と話していた。
市職員労働組合(203人)の落正志委員長は「法を犯しているわけではなく、
軽微な事案。裁判闘争も視野に断固、処分撤回を求めていく」と話している。
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阿久根市長、人件費張り紙はがした職員を懲戒免職 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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