09/07/18 12:57:19
ある一連の作業を片付けるとき、2人で協力して作業するのと、3人で作業するのとどちらが早く終わるでしょうか。
ほとんどの人は、迷わず「3人」と答えるでしょう。しかし、例えば料理のように複雑な手順を段取りよくこなさなけれ
ばならない仕事の場合、必ずしもそうとは限りません。「まさか」と思うかもしれませんが事実、3人より2人のほうが
早く終わるケースはいくらでもあるのです。
ピクニックに行ってカレー・パーティーを開き、次のような作業をこなさなければならないとします。カッコ内は、それ
ぞれの工程の所要時間です。作業に参加する人間の能力はみな同じとして、誰がどの作業を担当しても、それだけ
の時間がかかるものとします。
(1)火をおこす(8分)(2)野菜を洗う(2分)(3)野菜を切る(3分)(4)野菜を煮る(7分)(5)ルーを作る(7分)
(6)場所を探す(3分)(7)荷物を整理して食器を出す(2分)(8)テントを張る(8分)(9)テーブルの準備(8分)
(10)カレーを煮込む(18分)以上、=図1
各作業にはそれぞれ優先順位があります。火をおこさなければ野菜を煮たりルーを作ったりすることはできないし、
場所を探さなければテントを張ることも食卓を出すこともできません。作業は、この流れ図で示された通りの順番で
進めなければなりません。また、チームワーク優先のため、着手可能な仕事がなければ休んでもいいですが、でき
る作業があるときは決して休んではいけないとします。
この条件にしたがって、まずA、B、Cの3人で可能な限り効率よくパーティーの準備を終える段取りを考えてみま
しょう。まず、最初に着手できる仕事は「火をおこす」「野菜を洗う」「場所を探す」の3つです。この3つのどれかが終
わらなければ、他の作業は何ひとつ始められません。
そこで、Aに火をおこしてもらっている間に、Bが野菜を洗い、Cが場所を探しに行くことにします。Aは8分かかるが、
Bは2分、Cは3分で終わってしまう。BとCはそれぞれ次に野菜を切り、荷物を整理します。
スタートから5分後に、再びBとCの手が空きます。まだAが火をおこし終えていないので、切った野菜を煮ることも、
ルーを作ることもできません。着手可能な作業は、「テントを張る」と「テーブルの準備」です。これをBとCが担当します。
その間に火をおこし終えたAが、ルーを作り始めます。その途中で、テント張りと食卓準備を終えたBとCの手が空き
ますが、着手可能な作業は「野菜を煮る」しかありません。カレーを煮込もうと思っても、まだルーができあがっていま
せんし、野菜も煮えていないからです。
>>2以降に続く
msn産経
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図
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