09/07/09 20:59:33
これだけの業績不振。役員が経営責任を問われて当然だ。でも、報酬カットで社員と痛み分けではずるい。あちらは好況時に
たっぷり稼いだからだ。
だまされるものか。
「忍んでくれ」
と、社長が頭を下げる。何せ、100年に一度の世界不況だ。サブプライム危機なんて、だれも予測できなかった。
「われわれ重役の報酬は大幅ダウンだ。この際、君たちのボーナスもぜひ……」
ちょっと、待った。リーマンショックが襲う少し前まで、日本経済は「戦後最長の景気拡大」を続けていたはずだ。
この間、会社と経営者は大いに稼いだ。でも、ヒラ社員の給料はまるで上がっていないのだ。
その経緯に口をつぐみ、「会社のために痛みを分かち合おう」なんて、少し虫が良すぎませんか。
財務省の法人企業統計を使って、企業の利益が株主、役員、従業員の間でどのように分配されてきたかを調べてみた。1988年度
から2007年度までの20年間で、経常利益が2倍になる一方、一人あたり役員給与は1・5倍、株主配当に至っては4倍以上に伸びて
いた。
■株主総会で批判が噴出
一方で、唯一マイナスになった指標がある。一人あたり従業員給与だ。
グラフに落として見ると、80~90年代を通して、これら4指標は比較的横並びで推移していた。しかし、小泉政権が発足した01年ごろ
から、株主、役員の優位が歴然となる。
6月23日、横浜市で日産自動車の株主総会が開かれた。08年度、10人の取締役に支払われた総額25億8100万円の報酬について、
意見が出た。
「庶民の感情からして高額すぎる」
日産は09年3月期の純損益で2337億円の赤字を計上。期末配当ゼロに陥った。ゴーン社長が自ら、弁明に立った。
「今回報告した報酬は07年度の業績をもとに決められた。08年度は悪かったから、09年度は大幅に下がる」
3大メガバンクの一角を担うみずほフィナンシャルグループ(FG)。6月25日の株主総会で、やはり高額の役員報酬が追及を受けた。
みずほFGが提出した有価証券報告書によると、09年3月期に11人の取締役に支払った報酬総額は3億3600万円。ただし、彼らの
多くは子会社の銀行などの役員を兼務している。
グループ企業の幹部が明かす。
「グループ内のトップであるFG社長、みずほコーポレート銀行(CB)頭取、みずほ銀行頭取はそれぞれ約9500万円。会長は
それよりやや少ない。副社長、副頭取は約4500万円、常務は約2700万円。執行役は約2200万円といったところだ」
この幹部はさらに続ける。
「05年3月期の時点では、社長・頭取、副社長・副頭取の報酬はいずれも、2000万円台にとどまっていた。06年に公的資金の返済を
終え、金融庁の目を気にする必要がなくなると、一気に引き上げた。実質業務純益で劣るにもかかわらず、ライバルの三菱UFJ
フィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループより、トップの報酬は多いでしょう」
みずほグループ各社は個別の役員報酬額を公表していない。広報に尋ねると、「われわれも知らないので、答えようがない」
ただ、有価証券報告書をさかのぼると、05年3月期にみずほFGが取締役に支払った役員報酬は1億700万円。09年3月期と比べ、
一人当たり2000万円近く少なかった計算になる。
同報告書には、従業員の平均年間給与も記載されている。05年3月期から09年3月期まで5年間の推移を調べると、みずほ銀行は
683万円→681万円、みずほCBが866万円→878万円、みずほFGは986万円→1055万円だった。
09年3月期連結決算で、みずほFGは5888億円の巨額赤字に陥った。株主総会では、経営責任をとって、3カ月間、役員報酬を
20%カットする、と説明された。ちなみに、みずほグループの従業員向けの6月ボーナス総支給額は前年比で7%減らされるという。
(以下略。全文はソース元でどうぞ)
ソース(AERA・niftyニュース) URLリンク(news.nifty.com)