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【共同通信】47NEWS URLリンク(www.47news.jp)
2009/05/04 17:03
5日の「こどもの日」にちなんで総務省が4日発表した人口推計(4月1日現在)による
と、15歳未満の子どもの数は少子化で、1982年から28年連続で減少し、1714万人と過
去最少を更新した。総人口に占める子どもの割合も13.4%と、35年連続で低下、世界で
も最低水準となっている。
子どもの内訳は男の子が878万人、女の子が835万人。3歳ごとに区切って子どもの数
を比べると、小学校入学前(3-5歳)よりも乳幼児(0-2歳)の方が出生数の増加で5万
人多く328万人。
景気回復などで結婚するカップルや第2、第3子をもうける夫婦が増えたことなどから、
出生数が2006年から増加に転じたのが要因だが、内閣府の少子化対策推進室は「増加は
非常に緩やかで、少子化に歯止めをかけるには至っていない」と分析している。
また都道府県別の人口に占める子どもの割合(昨年10月1日時点)では、最も高かったの
は沖縄の17.9%で、次が滋賀15.1%、愛知14.7%で順位は前年と同じ。一方、最も低かった
のは秋田の11.5%、次は東京11.8%。ただ、東京は全国で唯一、前年よりも割合が増えた。
人口に占める子どもの割合を国連人口統計年鑑に掲載された人口3000万人以上の31カ国
と比べると、調査年次に違いはあるが、日本はドイツ13.9%、イタリア14.1%を下回り最も低く、
最高はナイジェリアの44.3%だった。