09/04/30 21:17:23
１１０番通報はなぜか沖縄県が全国最多―。そんな実態が警察庁のまとめでわかった。
全警察署の中で県警那覇署が０７、０８年と連続でトップ。４７都道府県レベルでも人口比の
件数は１位だ。県外から来た人が観光案内代わりに使っているのが原因らしい。
まとめによると、０８年に那覇署管内から受理された１１０番は、いたずらや無言電話を除いて
４万４７９２件。２年連続で全国最多だった。
都道府県別の件数では、警視庁（１３２万３１７０件）、大阪府警（７８万６７６３件）、
神奈川県警（７３万３４７７件）、福岡県警（４４万１８５２件）などが上位を占め、
沖縄県警（１４万２８４７件）は１４位。だが、人口１千人あたりに換算すると、沖縄県警は１０３・８件で、
警視庁の１０３・０件、大阪府警の８９・３件、福岡県警の８７・４件を抜き、こちらも全国最多に躍り出る。
県警は、県外からの観光客が手軽な問い合わせ先として利用しているとみる。４７都道府県で、
１千人あたりの件数が１００件を超えているのは沖縄、東京と京都（１０２・６件）だけ。いずれも
国内屈指の観光地という共通点がある。
実際、沖縄での問い合わせの内容は「各種照会」が３割近くを占める。「那覇市内の渋滞個所は？」
「ひめゆりの塔へはどう行けばいい？」「遺失物はどこに届け出ればいい？」という内容が多いという。
県警幹部は「観光客が多いのはありがたいことだが、本来の業務を圧迫する。安易な１１０番は
遠慮願いたい」と話している。
asahi.com 2009年04月30日
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