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佐賀県消費生活センター(佐賀市)に寄せられる「多重債務」の相談が増え始めている。
昨秋までは1カ月50件以下で推移していたが、経済悪化の影響を受けて昨年末ごろから増加。
3月は前年の1・7倍にあたる67件になった。年末のボーナスが出なかったことや、
リストラで職を失って住宅ローン返済に行き詰まったケースが多いなど、不況の影響が濃くなっている。
多重債務に関する相談は、昨夏ごろまでは減少傾向で、前年を上回ったのは8月だけだった。
景気後退に伴って増え始め、12月と2月は50件を超えた。3月は急増した格好。
「住宅ローン返済のため、消費者金融に借りた借金が膨らんだ」などの内容が増えたのも特徴だ。
相談者は「借りたものは返すのが筋」と1人で頑張ってしまう40-50代の働き盛りの
男性に多く、借金額は少なくても200-300万で、2000万円に達してからの相談もあった。
周囲に相談できず金策に走るうちに預金も底をつき、家賃の安い家に引っ越そうにも
「引っ越し代がなくできない」状況に追い込まれたケースもあった。
景気回復の兆しが見えないため、今後も相談の増加が予想される。相談業務を委託している
県くらしの安全安心課は「弁護士相談日なども設けている。一人で頑張りすぎず、
早い段階での相談を」と呼び掛ける。
*+*+ ひびのニュース 2009/04/09[07:58] +*+*
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