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東京新聞「『森田氏当選、民主敗北』の見出しに民主党支持者が『見出しが適切でない』との声」
二十九日に投開票された千葉県知事選は、無所属新人で俳優の森田健作氏が初当選されましたが
この選挙結果を三月三十日付一面で「千葉知事に森田氏 民主推薦ら破る」の見出しで伝えたところ
民主党支持者などから「見出しが適切ではない」との声を複数いただきました。
横浜市の二十九歳男性は「選挙結果は森田氏の知名度によるもの。この見出しだと小沢一郎代表の
公設秘書が逮捕された違法献金事件で民主が敗れたかのような印象を受ける」との感想でした。
このほか、「森田氏当選は本人の地道な活動の成果で、民主不人気のせいではない」などの声も
届きました。
確かに、森田氏の勝因は本誌の社説や解説のとおり、知名度と政党色を薄めたイメージ戦略の成功
が大きかったようです。しかし今回の知事選は以前から民主党が力を入れており、小沢代表の秘書逮捕の
影響が注目されていただけに、「民主」の見出しは選挙の勝敗に関わらずはずせないのではないでしょうか。
農林水産省幹部が、勤務時間中の許可なく組合活動を行うとしたヤミ専従の実態を隠蔽したとして更迭
されましたが、同省のヤミ専従問題の根は相当深いようです。
農水省の出先機関にいたという神奈川県の五十代男性からは「組合と当局が馴れ合いでやっていることが
簡単になくなるわけがない。もっと取材して報道して欲しい」との声が入りました （Ｍ）
ソース：東京新聞2009年4月2日（木）第5面「応答室だより」
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