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和歌山県の未収金 97億円が回収不能 2009.4.1 02:29
税の滞納や融資焦げ付きなどによる県の収入未済額(未収金)は、一般会計と特別会計を合わせて平成20年3月末時点で170億5833万円に上り、
6割近くに当たる97億5902万円が回収不能と見込まれることが、県包括外部監査人(和中修二公認会計士)のまとめた報告書で分かった。
回収不能見込み額のうち77億5634万円が中小企業高度化資金の貸付金となっている。
中小企業高度化資金の貸し付けは同和対策事業などの一環として実施され、12年度までに総額460億円が融資された。
報告書によると、19年度末時点でこのうち103億円が最終期限までに返済されないまま延滞債権となり、うち回収不能と見込まれる総額は77億5634万円に上る。
内訳は、債務者の行方不明など実質的に回収が困難な債権が26億円、分割回収しているものの額が残高に比べて極端に少ないものが51億円。
このうち26億円は20年6月の県議会で債権放棄が認められ、同年8月に不納欠損処理された。
報告書は高度化資金をはじめとする県の直接融資で多額の未収金が発生した原因について、県は組織として専門的知識と経験ノウハウの蓄積が不十分な構造だと指摘。
責任の所在が不明確で、融資の際に未収金の発生を防止しようという意識が働きにくく、「金融機関を通じての間接的な融資など、未収金の発生しにくい仕組みを構築する必要がある」と意見を付けた。
個別の案件では、24億円を融資し22億円が債権放棄された旧桃山町の豆腐製造協業組合への高度化資金貸し付けについて、「経営計画の内容、担保評価に相当の問題が潜んでいた可能性もある。
所定の手続きを経ていたとしても事実上融資の審査が甘かったと言わざるをえない」とした。
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