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贈賄の建設会社の男に懲役2年求刑 / 裁判 2009/03/23 19：58
天川村が発注した水道工事の入札で、最低価格の情報を得た見返りに元村長に現金を渡したとして贈賄の罪などに問われている建設会社の男の初公判が、きょう奈良地方裁判所で開かれ、検察側は懲役２年を求刑しました。
贈賄の罪と競売入札妨害の罪で起訴されているのは、大阪にある村本建設の元営業部長・藤本良和被告５６歳です。
起訴状などによりますと藤本被告はおととし１１月ごろ、天川村の水道工事の指名競争入札で、車谷重高前村長から最低制限価格の情報を聞き、落札しました。
また車谷元村長に対し、５００万円の賄賂を約束し２００万円を渡したとされています。
きょうの初公判で藤本被告は「間違いありません」と、起訴事実を認めました。
裁判はきょうで結審し、検察側は「元村長と共謀し村本建設の営業停止処分明けに指名業者選定日を設けるなど、酌むべき事情はない」とし、懲役２年を求刑しました。
判決は来月１日に言い渡されます。
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