09/01/20 00:24:09
佐賀市内の多くのガソリンスタンド(GS)が19日、値上げに踏み切った。上げ幅はさまざまだが、価格は
レギュラー1リットル105円が多数を占めた。卸価格の値上がりが要因だが、1円を争っていた価格に“横並び
現象”が起きている。
ガソリン価格は先月20日以降、安いGSでは90円台まで下がり、1円単位の“攻防”を続けてきた。ただ、
先週末には一部GSが「安値是正」を理由に値上げを予告、値上げ価格を明示したGSもあった。
19日はほとんどのGSが値上げ。最大で10円近い差があった価格も多くが「105円」になった。価格設定に
ついてGS関係者からは「周辺店に足並みをそろえた」という声や、「先週半ばに流れた『来週から大手GSが
105円』という情報に合わせた」などの声が聞かれた。
業界関係者は「税金や輸送コストを含めたガソリンの原価は100円前後。これに販売経費などを加味すると、
採算割れの乱売状態だった」と100円割れ販売の窮状を説明。「福岡は100円台半ばが主流。そろそろ
経営立て直しが必要」と話す。
県石油商業組合の光武繁専務理事は「県内最大手が今の相場から考えてもぎりぎりの価格設定をしたことが
横並びの原因となった。元売り各社の減産も進んでおり、今後も値上がりが予想される」と話す。
佐賀新聞
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画像:値上げでレギュラー1リットル105円をつけたガソリンスタンド
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