09/01/19 21:18:34
日本百貨店協会が19日発表した08年12月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比9.4%の落ち込みとなった。
消費税率の引き上げによる反動減など特殊要因があった月を除くと現行方式による集計を始めた1965年以後では過去最大の下げ幅。
金融危機後の株安や景気失速を受けた雇用不安に、頼みの年末商戦も直撃され、個人消費の冷え込みに歯止めがかからない状況だ。
08年通年の売上高は前年比4.3%減の7兆3813億円と12年連続の前年割れで、過去3番目の下げ幅となった。
8兆円近くの売上高が見込まれるコンビニに初めて逆転されることになり、09年は85年以来の7兆円割れとなる懸念も出てきた。
地区別では、東京、大阪、名古屋など10都市の12月の売上高が前年同月比9.6%減と
大きく落ち込み、昨年9月以降、4カ月連続で10都市以外の地域の下げ幅を上回った。
特にトヨタ自動車関連の法人需要減速のあおりで名古屋地区が13.2%減、ブランド衣料など
高額品の割合が大きい東京地区が10.4%減となるなど、これまで堅調だった地域の不振が目立った。
商品別では、衣料品やバッグなどの身の回り品、美術・宝飾・貴金属などが軒並み10%以上の
落ち込みとなり、消費者が不要不急の支出を控える傾向が鮮明になっている。
ソースURLリンク(mainichi.jp) (2009年1月19日)
※全国百貨店売上高の増減率の推移
画像URLリンク(mainichi.jp)