09/01/07 12:44:24
静岡空港の開港日が6月4日と決まった。滑走路を2200メートルに
短縮しての暫定的な開港とはいえ、県幹部は「空港問題は一段落」とする。
でも、浮かれ気分でいるわけにはいかない。開港延期の原因になった
立ち木などの除去のめどは立っておらず、いつ2500メートル滑走路で
完全運用できるようになるのか見えないままだ。
そして、開港延期に追い込まれた県の責任問題もこれからだ。石川嘉延知事は
昨年11月末の会見で「責任のあり方は暫定運用や完全開港の見通しが分かった段階で
整理する」と述べた。だが、開港日が決まり年が明けても、
知事から責任問題での発言はない。
県は今後、県民に空港の利用を呼び掛ける予定だ。だが、今回の
失態の責任をあいまいにしたまま、一方的に「6月開港が決まりました」と言っても、
何だかむなしい。開港延期では、県内外の多くの人や企業が迷惑や損害を被ったが、
一番の被害者は開港を待っていた県民ではなかったか。
今のままでは多くの県民は「喜んで利用します」とは言わないと思う。【浜中慎哉】
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