08/12/31 13:50:32
★日本人が釜山で忘年会 円高の影響で観光に熱気 高級ホテルは満員で免税店の売り上げも急増
経済難が全国をおおっているが、釜山市内のホテルは円高の影響で押し寄せる日本人観光客の
おかげで好景気に沸いている。
今月20日、釜山鎮区にある釜山ロッテホテルにはJR九州旅行の旅行事業部の前職・現職の
社員200人以上が集まり、会社設立以来初めて釜山で忘年会を行った。今月5日と12日にもこの会社の
社員50人がこのホテルに滞在し、小さな忘年会を行った。釜山ロッテホテルのイ・ジェヒョン課長は
「日本人が釜山ロッテホテルで忘年会を行うのははじめてで、日本人の予約も急激に増えている」と語る。
このホテルの日本人客は昨年8000人だったが、今年は1万5000人にまで膨れあがった。来年1月の
予約もすでに4000以上が入っている。
このホテル免税店の日本人客も昨年に比べて77%増え、売り上げは300%以上増えたという。1人当たりの
購入額も昨年は25万ウォン(現在のレートで約1万8000円、以下同じ)だったのが、今年は
65万ウォン(約4万7000円)となり、円高の影響で日本人観光客が多くの金を使ったことを物語ってる。
釜山海雲台にあるパラダイスホテルも、例年の12月に比べて日本人観光客が占める割合が
40%ほど高くなった。来年1月には大阪からの日本人観光客400人の予約も入っている。
このホテル広報室次長のイ・ウンジュさんは、「2つの日本企業が売り上げ目標を達成した社員200人への
インセンティブとして釜山旅行をプレゼントするそうだ。現在この企業と価格交渉を行っている」と述べた。
釜山市中区にあるコモドホテルでは、例年行われる年末のパッケージ商品を今年は行わないことにした。
パッケージがなくとも今年は日本人観光客が例年の2倍ほど増え、客室もほぼ全室が予約で一杯に
なったからだ。東来区温泉洞の農心ホテルも日本人客が例年に比べて40%以上増加するなど、
日本人観光客増加の勢いはほぼすべてのホテルでみられる現象となっている。
ホテル業界の関係者は、「景気不振の影響で釜山地域のホテル業界も苦戦を予想していたが、
日本人観光客が途切れることなくやって来るので萎縮した内需市場を補うという現象が起こっている」と述べた。
ここ数年円安が続いたころには比較的安いホテルを選んでいた日本人観光客。しかし最近は同じ費用で
特級ホテルが利用でき、滞在期間を延長することもできるようになった。
このような中、釜山地域のホテルは為替を反映させた新商品を日本の大手旅行会社と共同で開発する一方、
大阪や福岡などに事務所を設けて数々のツアーを紹介するなど、マーケティング活動を強化している。
釜山=クォン・ギョンフン記者
▼ソース:朝鮮日報
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※画像:JR九州旅行の役員ら200人以上が今月20日、釜山ロッテホテル・アートホールで「忘年会」を開催している。
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