08/12/31 04:54:49
景気悪化による派遣社員らの失業や雇用不安が広がる中、奈良市法蓮町のハローワーク奈良では、
例年の年末より期間を延長し29、30の両日も、非正規労働者らを対象にした緊急職業相談の
窓口を開設。両日で計約220人が職業相談などに訪れ、職員らが対応に追われた。「県内景況」も
厳しい実態を浮き彫りにするなど、厳しい年の瀬となった。
ハローワーク奈良では通常、開設期間は役所の仕事納めの日までだが、雇用情勢の厳しさを
受け今年はさらに2日間、特別に相談窓口を開設した。例年、12月の受け付けは他の月に比べて
少ないが、今月27日までの新規求職者数は1日平均で前年比約2割増の約60人。若年から
高齢層まで幅広く、担当者は「失業した人より、先行きが見えない中でリストラなどに対し不安を持つ
在職者が多い」と説明。相談を受けた人の中には「退職希望が募られる中でどうするか迷っている
派遣社員もいた」という。
最終日となった30日も、雇用への不安を抱えながら正月を迎える人たちの姿がみられ、職業相談に
訪れた男性(28)は「現在、会社に勤めているが、今後は不況の影響でどうなるか分からない。
他の職業についても相談に来た」と話していた。
また、社員寮などから退去させられた離職者を対象に県が実施した県営住宅の斡旋(あっせん)では、
30日午後2時現在でハローワークに2件の相談があり、うち1件の入居が決まった。
▼ソース:産経新聞
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