08/12/29 20:02:50
イランで昨年10月に武装集団に誘拐された横浜国立大4年の中村聡志さん(24)が約8カ月後の
今年6月に解放された事件で、日本政府が解決のための費用として「外交機密費」から約2億円相当を
イラン側に支払っていたことが29日、分かった。事実上の身代金だったとみられる。日本政府関係者が
明らかにした。
事件の解決に向け、金のやりとりがあったことが判明したのは初めて。イラン、日本両政府は中村さん
解放後、身代金の提供はなかったと否定していた。関係者は、中村さんを誘拐した武装集団に金が実際に
渡ったかどうかについては確認していない。
関係者は、約2億円が「費目を明らかにしなくてよい、外務省の報償費から出た」としている。
このほかにも今後、中村さんの解放交渉に関与した地元の部族関係者らに「貧困支援」などの形式で
資金を提供する計画が検討されているという。
東京新聞
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