08/12/28 21:22:42
名古屋市の松原武久市長は、市唯一の火葬場・八事斎場（天白区）で、「他人も誘う」として葬儀を
避ける風習がある「友引」の日も火葬を引き受けると明らかにした。亡くなる人が多い冬場は火葬を
翌日に回さざるを得ないケースが出るなど、逼迫（ひっぱく）する現状に対応するためだが、地域の
慣習に影響を与える可能性もある。
名古屋では通夜の翌日に葬儀を行い、その日のうちに火葬するケースが多いため、同斎場では友引には
火葬していなかった。
愛知県内には火葬場を持つ斎場が３５ある。火葬後に通夜を営み、別の日に葬儀をする地域もあるため、
９つの斎場では友引でも稼働している。
同斎場では名古屋市外からの火葬も一部受け入れている。市内の火葬件数は年々増え、２００７年度は
２０年前に比べ５０００件増の２万１２７１件。団塊の世代が超高齢を迎える４０年代には３万５０００件に
達すると見込まれ、市は１３年度にも港区で第二斎場（３０炉）を稼働させる。
それまでは八事斎場だけで乗り切らざるを得ず、松原市長は「友引の火葬は近く実施する。今後の情勢に
よって、市民以外は断ることも検討しなければならない」とした。
中日新聞
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