08/12/26 14:08:37
帯広刑務所（北海道帯広市）に収監されていた元男性受刑者が、カメラ付き携帯電話で独房内の写真を
撮影し出所後に知人にメールで送った問題で、同刑務所は２６日、独房を管理していた看守部長（３９）や
上司の副看守長（５６）ら３人を減給などの懲戒処分とした。
同刑務所によると、看守部長は２月、部下の看守（３０）から元受刑者が携帯電話を所持しているとの
報告を受けたが、上司に言わないよう口止めした。看守はその後、副看守長にも報告したが、副看守長は
定年間近の上司がいることや、元受刑者が３月に出所予定だったことから「波風を立てたくない」と考え、
何もしなかったという。
元受刑者は同月、郵送で知人から差し入れを受けたが、衣類などに交じって携帯が入っており、刑務官が
目を離したすきに独房に持ち込み撮影した。出所後に知人に写真を送り、この写真を入手した別人が
札幌矯正管区にメールで送り、発覚した。
沢村佳夫帯広刑務所長の話 誠に遺憾。職員の綱紀粛正を図り、失った信頼回復に努める。
時事通信社
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