08/12/25 09:42:26
★ナガイモに抗インフル効果 青森県と弘前大が合同研究
青森県と弘前大は24日、ナガイモに含まれるタンパク質にインフルエンザウイルスの感染を抑制する働きがある、
という研究成果を発表した。人体への効果はまだ確認していないが、特性を生かした加工法も開発、10月に特許を出願した。
研究は県環境保健センター、県工業総合研究センター、弘前大が合同で進めた。ウイルス抑制の働きがあるのは、
ナガイモに含まれるタンパク質「ディオスコリン」。ナガイモの抽出液で動物細胞への感染を調べた結果、Aソ連型、
A香港型、B型のいずれにも感染しなかった。
感染抑制機能は室温25度で半年ほど保たれるが、煮沸すると失われる。このため、加工の際はすり下ろした
ナガイモの上ずみ液を凍結・乾燥させ、粉末にした。1キロのナガイモから24グラムの粉末を精製できるという。
県は既に、口に含んだ際の感染抑止効果を期待し、錠剤などを試作。ディオスコリンを含む加工品は青森市の
会社が健康食品として販売を始めている。
研究の成果について、県新産業創造課は「加工品生産が県内産業振興につながり、特産品のナガイモの
イメージアップにもなる」と歓迎する。
ただ、体内に摂取した際の効果は未確認で、臨床実験も済んでいない。弘前大の加藤陽治副学長は「滋養強壮に
効くとされるナガイモがインフルエンザに効果があると分かったのは素晴らしいことだが、さらに多様な研究が必要だ」と話している。
▼ソース:河北新報
URLリンク(www.kahoku.co.jp)
※画像
インフルエンザの感染を抑制する成分が見つかったナガイモ
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ディオスコリンを含む錠剤の試作品
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