08/12/21 20:46:22
「内定取り消し」が発生するなど、去年までの「売り手市場」はどこかへ消えてしまった。昨年までならば
希望する企業の内定を取れなかった学生が就職浪人をしてもう一度チャレンジする選択肢もあったが、今年は
さすがにそうも言ってられないケースも多いようだ。
都内の大学4年生男性(23)は、自身が目指す企業には採用されず、志望度の低かった企業から内定を得た。
しかし、今日に至るまで、本当に就職してしまうべきか、もう一回就職活動すべきかを悩んだという。
「志望度の高い企業をどんどん不採用になって、志望度の低い企業も真剣に受けねばならない時期があり
ました。今内定を頂いている企業はもともと行きたくないわけではありませんが、もっと頑張れるのではと
思い、秋採用にも挑戦しました」と語る。しかし、そこでも結果は芳しくなかった。
「すでに浪人して親に迷惑を掛けているし、これでいい結果が出せないのなら、来年やっても一緒だという
気持ちになりました。少なくとも現在の私では認めてくれる企業がない、と。ならば現在時点において現在の
自分を認めてくれた企業に行くべきだ、と考えました。あと、これからもう一回就活をしても、うまくいく
保証はありませんからね」
彼は半ば諦めと居直りの気持ちもありながら決断したという。だが、「終身雇用が崩壊した現代で将来
どうなるか分からないが、いち早くスキルを身につけて仕事ができるようになりたい。もしその企業に
不満が募って辞めることになっても独り立ちできるようにしたい」と前向きな将来像もあるようだ。
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