08/12/16 13:16:58
結核やがん患者らの所在確認のために住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)を利用できるようにする兵庫県の
条例改正案が16日、県議会で採決され、賛成多数で可決された。近く施行される見通し。住基ネットを患者の追跡に
使用するのは全国初という。
住基ネットは地方自治情報センターのデータベースに蓄積された住民の氏名、生年月日、性別、住所やこれらの変更
履歴を行政機関が本人確認に利用できるシステム。
兵庫県は感染拡大を防止するため転居先の追跡が必要な結核患者や元患者の所在確認に住基ネットを使うほか、
肝炎患者や、予防対策に生かすとしてがん患者の所在確認についても住基ネットを利用できるとする条例改正案を
県議会に出していた。
条例案をめぐっては、市民団体や県医師会が、慎重な対応を求める質問状や陳情書を提出していた。この日の議会
でも、「プライバシーというデリケートな問題にもかかわらず拙速」との反対意見が出たが、県はこれまで「住基ネ
ットは住所など6項目を確認するためだけに使われ、県民の健康を守る上で不可欠」などと説明しており、可決された。
msn産経ニュース
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