08/12/09 17:57:40
自民党の整備新幹線等鉄道調査会（久間章生会長）と整備新幹線建設促進議員連盟（森喜朗会長）は
九日の合同会議で、北海道の新函館－札幌、北陸の金沢－敦賀、九州の諫早－長崎の未着工三区間に
ついて、五年程度の工期延長を前提に二〇〇九年度中の建設認可と着工を政府に求める決議を採択した。
三区間の総工費は二兆円超だが、国土交通省の試算では、現時点で確保できる財源は最大六千億円。
このため決議は、整備新幹線の工期を「おおむね十年」とした〇四年の政府・与党申し合わせの見直し
を要求。議連の長勢甚遠事務局長は「工期を十五年に延ばせば、公共事業費で新たに六千億円程度を
上積みできる」と説明した。
それでもなお財源が不足するため、与党は三区間の全線着工を認可した上で、長万部－札幌間などの
優先着工を求める方針だ。
決議について金子一義国交相は同日の会見で「（政府・与党申し合わせは）堅持したい」と述べる
にとどめた。
北海道新聞
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