08/12/02 10:56:03
フィギュアスケートのグランプリシリーズ第6戦「NHK杯」が30日閉幕。
女子は浅田真央(18)が優勝して3位までの表彰台を日本人女子が
独占した。(夕刊フジ編集委員・久保武司)
それにしてもフィギュアスケートは完全に日本のお家芸に。
女子の表彰台独占は2006年以来2度目の快挙だ。3位に入った
中野友加里(23)は「みんな気づいてないけど、真央ちゃん、
鈴木さん、みんな同じ出身。名古屋は強いんです」と胸を張った。
確かに、2位の鈴木明子(23)も名古屋出身。また、浅田、中野とともに
GPファイナル(11-13日、韓国)に進出した安藤美姫(20)も名古屋生まれだ。
なぜ名古屋の女子が、フィギュアスケートに強いのか。
まず第一は環境。今でもスケートリンク不足に頭を痛めている選手は多い。
「一般客と同じ時間に練習をしている選手もいる」(関係者)というのが現状だ。
これに対して名古屋には、ピアノやお習字よりもスケートを習わせるという文化が
ある。体育の授業にスケートを取り入れているところも多い。そうした下地がある
ところへ、名古屋出身の伊藤みどりの出現で一気にブームとなった背景がある。
練習できる環境が整っていて、子供のころからフィギュアスケートに触れる
機会が多いこと。優秀なコーチがそろっていることが何よりの強みだ。
また、フィギュアスケートの世界レベルとなれば、年間1000万円以上の経費
がかかる。東海地方の貯蓄率は全国でも有数。お金持ちが多いことも名古屋
の強さの一因といえる。浅田も経済的には恵まれていた。また、幼少のころ
苦労した安藤は、世界レベルになったことですぐにトヨタ自動車がバックアップ。
中野も早大の通信制に通いながらプリンスホテルが支援している。
エキシビションが行われたこの日も会場は8530人の大入り。
フィギュア人気から自分の子供を「浅田真央」にしたいと思う親も多いが、
まずは環境とそれなりのお金が不可欠。名古屋天下は当分、続きそうだ。
▽ソース ZAKZAK
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
画像
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
※モバZAKで記者自ら確認