08/10/19 14:09:22
昨年の今ごろ、米国で差し押さえの看板が立つ家をノックして歩いていた。
世界同時株安の原因を作ったサブプライムローンの取材だ。
毎月のローン返済額が分からない人、ローンを借り換えて現金化する失業者。
同情心は吹っ飛んだ。強欲な金融機関に食い物にされた「被害者」の多くは経済観念ゼロ、
本来なら家など買えない人だった。
でもふと冷静になれば私も五十歩百歩なのかもしれない。今夏、中古マンションを買おうとした。
寂しい住宅地から引っ越したくて2件の物件をみただけで契約した。
ところが引き渡し直前になって雨漏りを発見。
事情を聴いてみると、業者は昨年も大修繕したという。
売り主は契約書に「過去に雨漏り、修理もなし」と明記していた。
もちろん契約はキャンセル。知人に「あやうくだまされるところだった」と話したら、
こっぴどくしかられた。「スーパーがまずい果物を売ったら客は二度と戻らない。
不動産は一生に一度の買い物だからうそやだましに気をつけるのは当然。勉強不足だ」。
賃貸生活は当分続きそうだ。【國枝すみれ】
毎日新聞 2008年10月18日 12時08分
URLリンク(mainichi.jp)