08/10/16 21:07:12
★野田氏がマルチ業界擁護の質問 「勉強不足」と釈明、96年
野田聖子消費者行政担当相が1996年の国会質疑でマルチ商法をめぐり
「一部の悪質な例ばかりが強調されると、一生懸命頑張っている人のやる気をなくし、
新たな産業をつぶしてしまう」と業界擁護とも受け取れる発言をしていたことが16日、
明らかになった。
野田氏は同日午前の参院予算委員会で自らこの質問を取り上げ
「自分の勉強不足で、消費者の視点に立った質問ができなかった」と釈明した。
麻生太郎首相は衆院選をにらみ、消費者行政を重視する姿勢を示している。
マルチ商法をめぐっては、前田雄吉衆院議員が業界からの資金提供問題の責任を取って
15日に民主党を離党しており、野田氏の過去の発言も波紋を呼びそうだ。
議事録によると、野田氏が質問したのは、業者による電話勧誘の規制を強化する
訪問販売法改正案を審議していた96年4月11日の衆院商工委員会。
弁護士や業界団体役員らを呼び、参考人質疑が行われた。
この際、野田氏はマルチ商法について
「連鎖販売取引という形の訪問販売が、現在の消費者のニーズにかなっている」
「大多数は(業界の)自主規制の中で良いものが育ってきている」と指摘。
消費者保護に関し「消費者が賢明で強くならなければならない」
「守ることだけがいい消費者(保護)活動ではない」と述べ、消費者の自主判断を重視する考えを示した。
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