08/10/09 11:13:03
★「最もひどい」…マケイン陣営のオバマ攻撃に批判
米大統領選で共和党候補のマケイン上院議員陣営が経済問題から有権者の関心をそらすため、
民主党候補のオバマ上院議員に対し繰り広げている中傷キャンペーンへの批判が広がっている。
8日付のニューヨーク・タイムズ紙社説は「これまでの選挙戦の中で最もひどい」として、
異例の酷評を掲載した。
金融危機深刻化を受けオバマ氏の支持が伸びたことに焦るマケイン陣営は4日以降、
副大統領候補のペイリン・アラスカ州知事が先頭に立って、1960年代から70年代にかけての
ベトナム反戦運動の過激派組織指導者らとオバマ氏の関係を取り上げ「オバマ氏の友人はテロリスト」、
「オバマ氏が見る米国と私たちが見る米国の姿は違う」などと攻撃した。
「オバマ氏は極左思想の持ち主で危険との印象を有権者に植え付けるのが狙い」(政治評論家)とみられる。
タイムズ紙社説はマケイン陣営の攻撃について「オバマ陣営の中傷宣伝とは比べものにならない」
「デマや(オバマ氏の発言などの)事実をゆがめた行き過ぎた攻撃で人種差別や外国人排斥の暗部まで達した」と指摘。
またペイリン氏の演説を「怒りと侮辱のショー」と切り捨てた。
ペイリン氏やマケイン氏の最近の集会では、聴衆がオバマ氏について「テロリスト」、「殺せ」などと叫んでいる
模様がテレビで放送され、問題となっている。
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