09/07/26 02:39:26
>>30
話を整理しよう
>現在の発達した技術で考えたら機械式時計の性能は
>電波ソーラー時計の足元にも及ばない。
まず性能の定義から考えよう、恐らくあなたはスペックという意味で考えられていると思う。
恐らくあなたは時計のスペックを「時間の正確さ」のみで捉えられているのではないか?
それは時計趣味を論じる上で非常に拙い。電波ソーラが最も発達した技術と考えられるのも
非常に誤解が含まれているのではないか?
まず、電波ソーラは、いわば
「時刻電波が受信できるクオーツであり、動力は太陽光発電である」
実体は電力によるクオーツの拡張であるが、
まず
「機械式よりクオーツの方が性能が低い」と考えられているのだとおもうが、
これはある意味事実であるが、時計趣味で考えると誤解が含まれる。
私の考えでは、時計趣味において、「時間が一日数秒狂う事に対しては大した問題では無い」
まずは時刻を刻む駆動方式、またその駆動方式の安定性、正確性、またそれが希少価値を持つか
簡単に言って「ムーブの価値」そのものが時計の性能であると考える。
「ムーブの価値」は「時刻の正確さ」のみで測られるものでは無い事は理解できますか?
どれだけの人が携わって、どれだけの組織がそれを製造、維持していて、そして、どれだけ
品質が管理されていて、そしてどれだけのメンテナンス体制が整っていて、
機械式に置いて全く同じムーブを販売できる組織はその会社の他に無いのです。
それがその「ムーブの価値」です。
それを電波ソーラよりも正確でないから「価値が無い(性能が低い)」と言い切ってしまうのは
非常に幼稚と言わざるを得ません。