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神戸児童殺傷の調書コピー盗む、革マル派メンバーに有罪判決
神戸市で１９９７年に起きた連続児童殺傷事件を巡り、加害少年の検事調書のコピーを盗んだとして、
窃盗罪などに問われた革マル派メンバー山本直樹被告（３８）らの判決が１４日、東京地裁であった。
戸倉三郎裁判長は「革マル派内部でのみ通用する論理を絶対視し、他人の権利を一顧だにしない独善的な犯行だ」と
述べ、山本被告ら３人に懲役２年６月（求刑・懲役４年）の実刑を言い渡した。
また、国労幹部宅への住居侵入罪などに問われた同メンバー県元裕被告（５７）は
懲役２年（求刑・懲役３年６月）の実刑とした。
判決によると、山本被告ら３人は９７年９月、連続児童殺傷事件で少年が逮捕されたのは
権力の謀略であることを暴露するとして、加害少年の精神鑑定に用いる資料を保管していた
神戸市内の病院から事件記録の写しを盗むなどした。
また、県被告は９７年５月、対立関係にあった国労の動きを探るため、東京都内の国労幹部の自宅に侵入した。
（2009年1月14日19時54分 読売新聞）
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