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ブルトレ「なは」、引退後は阿久根駅前でライダーの宿に
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ブルートレインの名称で親しまれ、3月に廃止された京都―熊本間の寝台特急「なは」の車両が、低料金
の宿泊施設「ライダーハウス」として生まれ変わり、鹿児島県阿久根市の肥薩おれんじ鉄道・阿久根駅そ
ばに近くオープンする。同市のNPO法人が、解体される運命にあったところを地域の活性化に役立てよう
とJR九州から引き取った。なはは、引退後も自慢の青い車両で、旅行者に旅の夜の安らぎを与える。
「阿久根を元気にしよう」と昨年6月に発足した同市のNPO法人「Big up」(ビゴップ)が、駅前の国道3
号を走るオートバイが多いのに着目し、ライダーと住民が交流できる宿泊施設の設置を計画。市の玄関口
である駅前を適地と決め、宿泊形態についてJR九州などと相談。なはの車両が熊本車両センター(熊本
市)で保管され、解体を待つばかりであることを知った。
同NPOでは、駅前に置くには寝台特急が最もふさわしいと考え、JR九州が保有していたなはの車両18
両のうち2両を購入。駅北側の肥薩おれんじ鉄道所有地にレールを敷き、車両を固定した。
1両を元のまま宿泊用の2人部屋(11室)として使い、残り1両は住民との懇談などに使う。トイレ、洗面
所、冷暖房付きで、布団や毛布の貸し出しもする。駐輪場を備え、ライダー以外の旅行者も利用できる。
宿泊料金は1泊1000~2000円で検討している。
計画は、国の地方再生モデルプロジェクトに採択され、同NPOは事業費約2000万円のうち1000万円
の助成を受けた。宿泊客は、市内の農園でサツマイモやソバ、オクラ、大豆などを住民と交流しながら収
穫するイベントに参加できるという。