09/02/24 11:56:48
試しにこれまでのを編集してみたが、えらく煩雑になってしまった。
あとは皆で修正・補完して完成させてくれ。
<アセチルコリン(ACh)系>
(AChは短期記憶レベルを高める)
・コリン、イノシトール:AChの原料(コリンソース)。
血液脳関門(BBB)を通過しづらい。
コリンには重酒石酸コリンとクエン酸コリンがあるが効果は同じと考えて良い。
・レシチン(含PC):同上。
納豆や卵に多く含まれているのでそちらでの補充もあり。
・α-GPC:コリンソースであり、AChリリーサーでもある。BBBを通過する。高価。
・CDPコリン(シチコリン):α-GPCとほぼ同様だが働き方に違いがあり、併用する事で最高の効果が得られる。
・DMAE:コリンのアナログ。BBBを通過する。
眠気が飛ぶらしいが、人によっては激しく眠気を催す。慣れればOK。
脳のリポフスチンを除去するらしい。
(DMAEのコリンソースとしての有効性には異説もあり、他のソースと併用するのが無難と思われる)
・パントテン酸(VB5):カルニチンと共にアセチル基の運搬に重要な補酵素A(CoA)の原料。
ACh系には準必須。
・パンテシン:パントテン酸の誘導体。CoAの前駆体である。
(ピラセタム系使用時は脳内AChを大量消費する為、一日に500mg~1g程度のVB5と3g程度のレシチンor1~2gのコリンの補充が必要)
・アセチル-L-カルニチン(ALC):AChを作るのに必要なアセチル基の供与体となる。
集中力が持続するようになるとも言われる。
・N-アセチル-L-システイン(NAC):アセチル基供与体である。肝臓保護作用も持つ。
・アセチル-L-チロシン(ALT):後述。アセチル基供与体である。
(コリンのアセチル化は体内で自然に起こる現象なので外部からのアセチル基供与体は必須というわけではない)
・タウリン:ACh濃度を高めて、ノルエピネフリン(NE)の過剰な分泌を抑える。
・ピログルタミン酸:スマドラのピラセタムによく似た構造を持つ。
AChリリーサーであり、ACh受容体数も増やす。効果はピラセタムよりも弱い。
AChが枯渇すると、頭痛や疲労等、思考能力低下等の不具合を招くおそれがある。
・ヒューペリジンA:チャイニーズクラブモス(huperzia)に含まれるアルカロイド。
ACh分解酵素活性阻害物質(ACh-EI)として働き、脳内ACh濃度を高める。
NMDA受容体アンタゴニストでもあるらしい。
・バコパ(ブラーミー):弱いがACh-EIを持つ。
・ガランタミン:強いACh-EIだが、抗アルツハイマー薬として使われるほど強力なものなので、お勧めはしかねる。
・ロディオラ・ロゼア(岩弁慶、紅景天):AChリリーサーとして働く。
肝臓保護作用も持つ。
・SAMe:脳内でPC生産を促進させる。肝臓保護作用、気分安定作用も持つ。
双極性人格障害の人は禁忌。