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フィットネス大手、値上げ広がる
2008.11.27. 02:00.
フィットネスクラブで値上げの動きが広がってきた。
最大手のコ○ミスポーツ＆ライフ（東京・港）は12月から首都圏の店舗を中心に月会費を再び上げる。
4位のテ○ップネス（東京・千代田）もこのほど月会費を約3％上げた。
電気料金上昇や会員数の伸び悩みで収益が悪化しているため。
消費者の節約志向が強まる中、フィットネス離れが進む可能性もある。
大手の大半は1―6月に値上げしている。
このうちコ○ミスポーツ＆ライフは3月に実施しており、今回さらに月会費を平均3％強上げる。
首都圏では店舗の半分強に当たる約50店が対象。
一部店舗では、今年の値上げ幅は合計で8％になる。
テ○ップネスは値上げしていなかったが、「経営努力だけでは利益の落ち込みを補えない」（同社）として全58店舗で10月から一律値上げに踏み切った。
首都圏中心に店舗を展開するメ○ロスは年内にも、特定の会員の新規募集を一部店舗でやめる。
対象となるのは、利用時間を平日午後に限定する代わりに会費を通常の半額の4000円程度に抑えた会員。
9月末時点のフィットネス業界の会員数は個人・法人ともに前年同月比で横ばいだった一方、事業所数は4％増えた。
各社の強気の出店から拠点が増え続け、過当競争に陥っている。
入会金の無料キャンペーンも当たり前となり、全国で赤字店舗が増えている。