10/07/13 21:43:48
>>411
礼装用の扇子は武士の刀がルーツで、帯に挿しておくだけで、扇面を開いて
扇いだりすることはしてはならない。
したがって使わなかったというよりも使えない物。
お茶席などお座敷での集まりならば、正座してご挨拶する際に自分の手前に
置いて「ここから先の線は越えませんよ(一線を引いたお付き合いをしますよ)」と
アピールする作法のためのアイテムとして使われるが、現在の披露宴のような
テーブルに椅子のスタイルだと、お辞儀するときに手に持つくらいしか出番がないし、
目立つ存在ではないが、体裁を整えるために扇子は不可欠なアイテム。