10/04/28 23:46:50
>>374
原子力船「むつ」の軌跡
[(朝日1974/9/12)原子炉の設計全般を事前に点検した米ウエスチングハウス社から
放射線漏れの怖れがあると指摘されていた。
中性子線漏れの原因になった遮蔽リングは上部一次遮蔽体の一部である。むつ原子炉の設計
を事前点検した米ウエスチングハウス社の忠告を守らずに三菱原子力工業がこのリングを
コンクリート製から鋼鉄製に換えた理由は「中性子線よりガンマ線の漏れの方がこわかったため」
という。URLリンク(homepage2.nifty.com)
1974年9月原子力船「むつ」は,原子炉の起動実験でシールドの隙間から放射線が漏れる
のが発見され,長いトラブルに突入する。その第一原因はある大新聞が「放射能漏れ」と
大きく報道したことにあった。
むつと直接関係はなかったが,放射線計測が専門であった筆者も及ばすながら,「放射線漏れ」
と「放射能漏れ」は,光が漏れるか電球が漏れるかほど違うのだなどと各紙の記者に説明したりした。
URLリンク(capacitors-forum.org)
「原子力船むつ」報道に見るジャーナリズム
URLリンク(speech.comet.mepage.jp)
原子力船「むつ」の“強行出航と放射線漏れ事故”が原子力安全行政に払拭出来ない不信感を醸成し,
これが発端となって1978年10月4日原子力安全委員会が誕生した。
URLリンク(www.nsc.go.jp)
第048回国会 科学技術振興対策特別委員会 第5号
昭和四十年五月十一日(火曜日)
URLリンク(kokkai.ndl.go.jp)
この「むつ」の“事故”で、原子力基本法の改正を必要とするとはいえ、日本が原子力潜水艦を
持つ可能性は潰えた。怪しいと思っていたのだが、そうでもないか?