09/07/15 19:50:29
>>602
前にも書いたとおり、その友達の自殺以前の頃は「絶対産まない派」でした。
理由はkkkさんのような理由でもあるし、自分のことを嫌いだったので、
自分に似た人間なんて見たくもない、とかそんな理由でした。
前にも書いたけど、当時は軽い鬱症状があり、自殺願望すら少しありました。
しかし、彼が死んだ時(同じ頃他にも理由があったのですが)思ったのです。
死んだら終わりだ、と。
彼はいろんな問題に真摯にとりくんでいて、世界を変えようとしていたけど、
死んでしまった。死んだら終わり。彼がとりくんでいた問題はなにも
解決しないし、世界は変わらないし、彼のこともみんな忘れていく。
すっごく当たり前のことなんだけど、死んだら終わりってのが、
すごい実感できたんですよね。
だから、僕は世の中を良い方向に変えるには生きなくてはいけない、
次の世代をよくするためには、よい次の世代を産まなくてはいけない
というように考えるようになりました。
というのは大げさで、実際はそんなに意識的に変わったわけではなく、
無意識的に時間をかけて変わったのだと思います。
僕も苦しんだし、友達も苦しんだけど、産まれてこなかったら、
苦しみもなかったかわりに、生きる喜びもなく、何もない。
その「何もない」ことが、彼が死んだことで、なんかリアルに実感できたんですよね。
ここで、このスレの住人たちとは意見が別れるのだろうけど、
「何もない」ことなんて絶対に嫌だと思ったんです。
その後結婚し、子育てや教育について考えると、
これ以上やりがいのあることって、この世に他にないんじゃないだろうか、
と思えてきました。これ以上奥が深いことって他にあるでしょうか?
というわけで、これを言うとまた自己中だと批判を受けるのですが、
今では、これ以上の楽しみは他にない!と確信していて、一生懸命
子育てしているわけです。実際こんなにおもしろくて、幸せで、
楽しいことは僕の人生で行ったあらゆる行為とも比べ物にならないです。
少なくとも僕にとっては。