10/02/10 22:25:13
>>472の続き
月も変わり10月に入っていた。もけおはネット通販で注文した尿道責めカテーテルを受け取り、
ショッピングセンターに向かった。そして駐車場で通販の箱を開けてみる。
『これで強制排尿させて…口移しで無理矢理飲ませてやる。あの子のおしっこ、どんな味なんだろ…』
相変わらず実現の計画までは考えずいかがわしい妄想をするもけおだった。
もけおはまたフードコートへと向かった。アイスクリーム屋には都さんといつもコンビの女の子。ちょうど
客が途切れて二人で雑談中だ。
もけおは飲み物のカップを手にアイスクリーム屋に背を向ける位置の近くの席に座る。不明瞭ながら
会話が聞こえる。
「…だから神戸行ってこようと思ってるんよ。…」
「ふ~ん、愛護一筋だね。」
『都さん、神戸に旅行なのか…あの男とか…あいつは”あいご”って名前か…クソ何が一筋だ。』
部分的に聞こえた会話は思い込みから曲解される。
もけおは席を立つと駐車場へ向かった。
「昔から動物は好きだったけん…。でも好きだけじゃなく可哀想な動物救うにはどうすればいいのか、
もっと自分の目と耳で取材したり実践経験積んでみたいんよ。」
「都って何事も真剣だね。」
「今度の神戸の国際会議は遠いけどいろいろ知らないこと学べそうやし…交通費とかまた倹約しなきゃ。」
都はもけおが勘ぐるように男と神戸に遊びに行くわけではなく、勉学のため動物愛護に関する国際会議
出席のため神戸行きを考えていたのだった。
「そうそう、少しでもバイト代貰えるといいから月末頃の2日だけ手が足りない日あったから特別にバイト
入れて貰った。」
「ええ、都よく働くね。でも夜道気を付けなきゃね。」
実はこの週いっぱいで都と友達の2人はアイスクリーム屋のバイトを辞めるつもりだった。帰りの夜道が
あまりに寂しいのと都にはもう少し稼げるバイトが欲しかった。都は将来の留学の夢がありその費用も
稼ぎたくて月末からは居酒屋のバイトも決まっていた。バイト代だけでなく帰り道送って貰えるのも安心
だった。
もけおが曲解している”男と遊び回ってる女”とは正反対の学業と将来の夢に真っ直ぐな学生である。
もけおは前にも増して嫉妬に心を燃やしながら家へと向かう。
『ふん、清純そうな顔して神戸で男といろいろと楽しむんだろ…、やっぱりなんとかして俺のモノにしたい。
でも、その前に清純そうな顔で遊び回ってるあの子にお仕置きもしなきゃな。』
続く