10/02/07 21:47:48
>>421の続き
家で床に就いたもけおであったが悶々としてなかなか眠ることができずにいた。夕方に見た、
アイスクリーム屋の娘が頭に浮かんで離れない。
『何て言う名前だろ。いつもあの店に居るのかなぁ、まず間違いなく県立大のこだろうなぁ』
いろいろなことが頭に思い浮かぶ。忘れて眠ろうとしてもあの眩しい笑顔が浮かんできて消えない。
『ああ…小柄な身体は…脱がせるとどうなってるんだろ』
段々と不埒な妄想が始まってしまう。
『小さな身体抱きしめたらどんな感じだろ…』
まだセックスの経験のないもけおはパソコンのHDDに溜まった動画を思い出しながらあれこれと彼女との
甘い関係を想像してしまう。
『あんな可愛い娘だからSM責めなんかはできないな…優しく抱いて…それから…。』
『そうだ、その前に優しく愛撫しなくちゃ…AVの男みたいにあそこを舌で…あの子のなら洗ってなくても
汚くない…どんな匂い、どんな味だろ。舌で刺激すればネバネバと濡れてくるのかな』
まだ経験したことのない口での前戯をあれこれ想像してしまう。もう股間ははちきれそうだ。
『下を舐める前に順番としては上からだな。ワキはどんな匂いだろ、おっぱいは柔らかくて気持ちいい
だろうな。バイト終わった後の汗ばんだ肌。舐めたら恥ずかしがるだろうな。』
想像と妄想は果てなく続く。固い股間を指で3擦りもするとっちまち熱い精が吹き出す。
それでやっと落着くが、10分もするとまた妄想が湧き出てくる。そんな繰り返しで眠れぬ夜を明かしたもけおだった。
翌日、午後遅い時間帯もけおはショッピングセンターへと向かう。
『あの子居るかな…たぶん大学終わってからだから夕方からのバイトかな。』
フードコートの隅でカップ自販機のコーラを飲みながらアイスクリーム屋を覗く。夕方までねばったが残念ながら
彼女を見ることはなかった。
その翌日もフードコートに通う。でも彼女の姿はなかった。少し本屋で時間を潰して再びアイス屋を覗くと…
居た。あの子だ。一昨日と同じように背の高めの娘とカウンターに居る。ちょうどシフトの交代時だったのか、
別の2人と引き継いでる様子だった。カウンターに近づき利き耳を立てるもけお。
「じゃ、ひらおかさんあとお願いね。」
「みやこ、よろしく!がんばってね!」
二人は声を掛けて去る。
近くに立つもけおに都が気付いた。
「いらっしゃいませ。」明るい声に八重歯が輝く笑顔。
ドギマギするもけおだった。
もけおは思い切ってアイスを買ってみる。内気なもけおにとってはこれだけでもちょっとした冒険だった。
「あ・あのぅ、チョコミント…普通のヤツ。」
「チョコミント、レギューラーのコーンでございますね?」
「う…うん、そう。」
もけおは商品を受けろる…とその時指と指が触れてしまう。
「あ…」
思わずうろたえてしまうもけお。
そんな様子を見て白い八重歯が溢れそうに笑う都。
「失礼いたしました。」
もう一度ニコッともけおに微笑んでくれる。
もけおは全身が熱くなる感覚に襲われる。自分でも何か顔が赤くなるのを感じ慌ててその場を離れてフード
コートの隅に向かう。
カウンターを見ると都は何事もなく、もう次のお客さんに対応していた。
『柔らかくて、あったかい指だったなぁ』
何か妙に幸せ気分で帰路に着くもけお。また、あのVIPセダンとすれ違うが今日は気にもとまらないもけおだった。
続く