08/08/18 15:45:26
中3になった頃には憂いのある表情が妙にセクシーになったF.Nさんが
小6の夏に凄い粗相をしてしまった。
授業が始まっても教室に戻ってこないので、クラス41人のうち10人くらいが
手分けして探すことになった。
彼女のすすり泣く声を聞きつけたのが俺で、俺たちの教室からは離れた古い
校舎の個室トイレから聞こえてくるのだった。俺が説得してドアを開けさせた。
中は悲惨だった。壁いっぱいに糞が飛散し、悪臭を放っていた。
彼女の服にもついていたので、彼女に外に出るようにいい、更に彼女の了解の
下、頭からバケツで水をかけた。3、4杯はかけたと思う。
一緒にいた女子に彼女の体操服を持ってくるようにいい、他の女子に保健室から
大きめのビニール袋を持ってくること、同時にタオルを借りてくるようにいった。
それらが揃ったところで俺はトイレの外に出て、彼女に着替えさせた。
ビニール袋に脱いだ衣類を入れさせ、その場で帰宅して着替えてくるように言った。
そして彼女を俺と見つけた女子2人には固く口止めした。
彼女の家は歩いて5分くらいだったので、すぐに着替えて戻ってきた。
これで事なきを得た。俺と女子2人はトイレを掃除して、その後に先生にだけは
本当のことを報告した。俺は機転をきかせたことを誉められた。
それから3年、上記のようにセクシーな雰囲気になったF.Nさんには男子ファンが
たくさんいた。そのF.Nさんから俺はバレンタインデーにチョコレートを貰った。
ずっと小6の事件のことを感謝してくれていたことが手紙に綴られ、つきあって欲しい
ように書かれていた。
俺は複雑な心境だった。やはり彼女と糞が飛散していた光景は俺の記憶の中では
不可分であり、その気になれなかった。貰ったチョコもいまひとつ口にする気になれなかった。
俺はお詫びの手紙を書いた。もちろん糞の話をはずし、あたりさわりなく受験も近いし、
今はそういう気分ではないので、みたいな内容にした。
後日になって惜しいことをしたと思った。高1の夏休み、海水浴場でたまたま水着姿の彼女を
見かけたのだ。くびれた腰に長い手足、胸こそ大きくはなかったが、彼女は目立っていた。
遠目に彼女を見ていたら、それでも飛散した糞のことが思い出されてしまった。
それほどまでに、あの糞はインパクトがあった。