戦国ちょっといい話18at SENGOKU戦国ちょっといい話18 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト902:人間七七四年 10/03/20 13:19:38 OxAfYk6E そして3発目。 現在の三重県四日市市富田。 JR富田駅前に庚申社と伝わる祠がある。 この庚申社、その昔、富田一本松に上陸して茂福城を攻めた末、討ち死にした織田信 長配下の将を祭って道祖神とした物だという。 武将の名は伝わっていない。しかし伊勢侵攻に討ち死にし、伊勢への道標として、そ の道を守る役目を与えられた彼は果報者と言えるのではないだろうか。 尚、何故道祖神で庚申か、とツッこんではいけない。 っつーか、関東では庚申塔や庚申塚はあっても、社なんてあまり見かけないから、庚 申社って存在その物にちょっと驚いた。(^^; 庚申信仰と道祖神って、関係なさそうだケドなぁ…… 以上、小ネタ3連発でした。 903:人間七七四年 10/03/20 13:22:23 OxAfYk6E 小ネタばかりでもナンなので、マトモな(?)ネタも一つ。 永禄7年の年末、大坂にて大火事が起こった。 「言継卿記」にも記されている大事件で、本願寺の本堂や寺塔が焼け落ち、大坂の町 にも多大な被害が出たという。 この火事に激怒したのは本願寺顕如。 「コレはテロや! せやろ? 自分らもそー思わん? ワイに敵対しとる連中が火ぃか けたんや!」 未だ騒然としている町を厳重に警戒させた上、他国者を家に泊めないよう触れをだし たり、一軒一軒宿を改めたりと大変な騒動となった。 そんな折、「たまたま」大坂に滞在していたのが我等がルイス・”坊さんなんて大っ キライ”・フロイスくん。 堺から京に向かう途中、大坂で宿を取っており、この火事に遭遇したのだ。 コレはマズい。マズすぎる。 普段の言動が言動だ。見つかったら即、打ち首間違いない。 しかもこの時のフロイス、更に怪しすぎる行動を取っている。 つまり、当初は道中を共にしていた日本人キリシタンと別の宿を取っていたのだが、 夜半になって彼等の宿に移動。フロイスの元居た宿の付近から出火しているのである。 …あーこりゃテロだ。間違いなくフロイスのテロだ。 この怪しい行動を記述しているのがフロイス自身でなければ、後世の我々でもそう断 言したくなるシチュエーションである。 宿の主も面倒を避け、フロイス一行を宿から追い出す。 本願寺に通報しなかったのはせめてもの情けだろうが、厳戒態勢の中、町を抜け出せ るあてもないのだから通報などしてもしなくても同じ事だろう。 が、そこで一人の男に出会う。 この男、フロイス一行が豊後から堺に向かう途中、船で一緒になった顔見知りであり、 そこで仲良くなった日本人キリシタンの仲介に寄って、彼の家に匿って貰える事にな った。 男の妻は嫌がっていたのだが、男は「自分を頼ってきた窮鳥は見過ごせない」とフロ イス達を匿い続けた。 本願寺の寺兵が男の家を改めに来た時には天井裏に隠れ、騒動が落ち着くまで静かに 過ごす毎日が続いた。 やがてほとぼりが冷めた頃、大商人である男は商売の荷を運ぶ振りをしてフロイス達 を大坂の外へと逃がしたのである。 男がキリシタンであったとか、後にキリシタンになったとか言う記述はない。 彼は純粋に「豊後からの船で知り合っただけの人が困っていたから自分の命をかけて 助けた」のである。 ……フロイスの記録に「異教徒にも良い人がいる」という記述はない。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch