戦国ちょっといい話18at SENGOKU
戦国ちょっといい話18 - 暇つぶし2ch837:人間七七四年
10/03/18 15:36:30 uM/IXCNe
じゃあ成実のちょっといい話。


伊達家の存亡をかける戦となった、人取り橋の戦。
政宗自身も直接敵と刃を交えるほどの激戦となり、
一時は自害も決意したほどだった。

そんな戦の最中、政宗の乗っていた馬があまりに何度も駆けさせたために
息切れし、足元もよろよろしてきた。
そこで、川に乗り入れて口を洗わせ、水を飲ませようとしたときの事。
政宗は騎乗したまま馬に水を飲ませるところだったが、
それを狙って敵が銃撃を仕掛けてきた。
馬の口取りが撃たれ、髪をつかんで川から引き上げたが、死んでしまう。

そこへ来合わせたのが、成実である。
成実は二・三十人の者と共に政宗の馬の側に立ちはだかり、
「大将が馬を立てるところ、武運は尽きるか!」
と叫ぶや、政宗の馬の尻を団扇で叩いて川から追い上げ、窮地を救ったのだった。

一方を任せるには頼もしい、良い大将だ、と政宗は後に成実を評した。
(●∀`)「馬を助けるためかと思ったぞ」
(´・ω・`)「何言ってんですか。矢も鉄砲も篠を束ねて落すかって勢いなんですから、
流れ矢とかに当たんないでくださいよ?あの辺、ちょっと蹴散らしてきますから」
と、人取り橋の向こうの敵を追い散らしに向かった成実。
その日の働きに対し、政宗は感状を与えて労ったのだった。




注。会話の部分(だけで無しに)、こういう古文?あんまり読みつけないので、
解釈間違ってる可能性が莫大にあります。詳しい人フォローよろ。

原文
一方を頼むには良き大将なりと頼もしく思い、
「馬を助けん為ぞ誤たり」と云ければ
「物をな仰せられそ、矢鉄砲は篠を束ねて降る如くなれば流れ矢に当たり給ふな。
仕掛けたる軍場を引き醒まして参りたり」とて
両方へ馬を乗り分け人取橋の向かへの敵を追い散らし勝鬨を取り行いたり。



次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch