09/04/23 15:24:20 Z/KNEkgD
関ヶ原の決戦の後、島津攻めについて噂になった時に、黒田如水がその戦略を語った。
「島津征伐が私に命じられれば、簡単に攻略して見せよう。
その内容はこうだ。薩摩口へは鍋島を先手として使う。『それは迷惑だ』などとは言わせんよ。
肥前は大国でその軍も大軍なのだから、必ず戦ってもらう。
で、鍋島軍は島津に手もなく負ける。
弓矢の作法を知らず、軍の調練も行き届いていない連中だからな。あいつら朝鮮の役の時
自分の所の派遣軍をまとめることも出来ず、こっちから蟻之介という足軽大将を遣わして
ようやく立て直したような所だ!
というわけで、鍋島の兵は全て弱兵であり、島津はこれを簡単に打ち破り、勝ち誇って
進軍してくる。
そこで加藤清正だ。彼は格別な器量の持ち主であり、いい気になって攻勢をかけてくる
島津軍に、二の手として真一文字にかかって行けば、何ほどのこともなく打ち破る。
で、私の部隊はその後、平服のまま楽々と薩摩に入るというわけだ。
どうだ、道理にかなっていて簡単だろう?」
そんな、黒田如水の鍋島家への評価がひどいお話。