戦国ちょっと悪い話8at SENGOKU
戦国ちょっと悪い話8 - 暇つぶし2ch639:人間七七四年
09/04/14 03:18:25 drNOKD2o

織田信長がまだ、尾張において内戦に明け暮れていた頃の話である。

信長の家臣に服部小平太と言う者がいた。そう、後に桶狭間で、あの今川義元を討ち取る男である。

ある合戦にて小平太は、織田春等と言う、これもまた剛の者として知られた男と一騎打ちし、
組打ちとなった。
この時小平太は肘を、春等は喉を突かれた。互いに重症であり、戦いの継続は無理だ。
そこで両人、同時に言った

「今日の合戦は引いて、明日決着をつけよう!」

そうして、互いの陣に帰って行った。

さて、小平太が陣に返ってみると、脇差のはばき(刀身を鞘に固定させる金具)が
なくなっていた。どこを探しても、ない。「もしや!」

小平太、さっきまで戦ってた春等に使いを出した

「俺の脇差のはばきが無くなったんだけど、知らない?」

それに春等「あ?ちょっとまって、喉の傷口にさっきから違和感があって…」ぐりぐり
「あ、やっぱり、傷口の中にあった!これだよな?」

と、傷の中から取り出して、返したそうである。そんな、なんともすさまじいお話。



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