戦国ちょっと悪い話8at SENGOKU
戦国ちょっと悪い話8 - 暇つぶし2ch603:人間七七四年
09/04/12 09:37:13 VBaXH66I
蒲生氏郷の死後、蒲生家の家臣、蒲生源左衛門が、本多正信にこんな事をぼやいた事があった。

「秀行様は、先代の氏郷様のように、家来に親しんでくれると言うことがありません。
これは蒲生家が衰微する表れではないかと心配です。」

これに正信
「いや、そう言う事ではありますまい。総じて治世と乱世では、大将の威勢というものも
異なるものです。

乱世と言うのは、大将の威が軽く、下もの者も、これに慣れやすいのですが、
治世では大将の威が重くなって、下の者は馴れ辛くなってしまう物なのですよ。」

大名家も体制が固まれば、君臣間の個人的な親しみは入り込み辛くなる、そう言うことであろうか。
こんな所にも、乱世と治世の違いが現れると言うお話。



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