08/10/03 14:23:12 yKO1TinY
ご存知のように「歴代古案」自体は当時の第一級史料です。
今で言えば大学の教授レベルの人が(知識は違えど人間性は今も昔も違わない)
編纂した資料。
編纂した史料には注釈書きが多く記入されています。
それによると、「9月19日」の前に天正5年である事、「謙信」とは上杉謙信で
ある事、「長尾和泉守殿」とは傳兵衛祖父であること、当時は上州深澤に居た
事など、文中にも多く注釈書きが記入されています。
然るに後世誰かが書き足したものと言うことは、歴代古案に収録される前の書
状自体が写しであったと言う事になる。もっと言えば「文章に書かれている事
は本当だが、日次と宛名は偽造で謙信の署名も同じ文面を書いた者が書き写し
たものです。」って言ってるようなもの。