10/05/22 22:40:45 HiKug2kf
『あずま逗史』における悪虐、非道、非情の描写から、谷岡俊一は古来成り上がり者の暴君、という評価が定着していたが、
一方で実際の谷岡の人物像は温厚で情け深いものだったともいわれている。
『淫夢抄』8-10には、若い頃の谷岡について
「真剣な話をしている時、半笑いでいても咎める事はなかった」
「犬の真似がちっともおかしくなくても、相手への労わりとしてにこやかに笑い、牛車に追突されても、声を荒らげることはない」
「従者を寝かせ、自ら男根をしごき存分にいかせてやった」
「最下層の召使いでも、彼の家族や知り合いの見ている前では一人前の衆道者として扱ったので、その者は大変な面目と感じて心から喜んだ」
という逸話が記されている。