09/05/01 19:08:43 wgMlE2hW
我慢して待った。ただひたすら業績回復を望み耐えた。だがそれが間違いだった。
数年前の離職者募集時に決断し応募すべきであったのかもしれない。
家康公と違い、女性とまるで無縁の独身で家庭を巻き込まずに済んだのがせめてもの救いであろうか。
非情な紙切れ一枚を手にしたまま、同じ立場に置かれた若者に元・先輩としてなんと声をかけるべきか分からず
ふぬけたように呆然と立ちつくした。
と、彼の方がつぶやくように言った「人生決まった・・・」
その顔には自嘲とも自虐ともとれる不敵な笑みがこぼれていた。
その痛ましくも恐ろしさを感ずる姿を見て、(犯罪者にだけはならないでくれ)と願うより他なかった。