08/10/26 03:10:58 l53pa3QN
>>599
…御意に存じます。わが君。
なるほど、義挙でございますか。
されば、全軍の士気もきっと天を衝きましょうねえ。
(ふふふ…)
さて、弟君、わたしにはあなた様のお気持ちがようく分かりますよ。
今こそ遂に元長公の仇を討たんと、そうお考えでいらっしゃいましょう?
あはは、そうであれば、わが君が「義挙」などと仰せになる筈がございませぬでしょうなあ……。
宜しいですかな。此度の戦は京兆家への忠義を貫くために、
心を鬼にして一族の長老である宗三入道を討ち果たさねばならないのでございます。
身を焦がし心を染める怨みをお鎮めになり…ん…、肝を据えられたがよろしゅうございますなあ。
されば、わたしも「京兆家」の御為に微力を尽くしましょうか。
ちょうど、「京兆家」の頂に君臨なされ、槐の下にお座りになるお方をお連れしておりまする。
………。
御曹司どの…ん…、お入りになられたがよろしゅうございます。
氏綱「ひゃいっ!!」
「あ、あー、ごほんっ、ごほんごほん!! う、うむ。分かっておる、分かっておるぞ……。」
「さてさて、みな大儀大儀じゃ。」
「……そこっ!! なーにをヒソヒソやっとるんじゃ。予の御前であるぞ?」
「うむっ!」
「そちが三好長慶であるな。我こそが!!!」
「先の管領細川高国の嫡子にして、細川晴国の甥、細川氏綱であーるっ!!!」
「頭が高いっ、控えおろーーーーーううっ!!!」