戦国草紙 第四帖at SENGOKU
戦国草紙 第四帖 - 暇つぶし2ch553:草紙翁
08/10/25 09:42:09 3agwYvgS
むかしむかしのこと。海辺のある漁村を台風が襲ったことがあった。
大人達が男女問わず海に出ていたため高波にのまれ漁村には子供たちだけが残された。
台風一過の村はそれはもう見るも無残なありさまだった。
家もすべて押し流されていた。
村に残された子供たちはまず協力して一軒の小さな小屋を建てた。
そして畑を耕し種をまき台風から逃れた人の帰還を待った。
ある日のこと、小屋に見知らぬ一人の大人がやってきた。
大人が煙草に火をつけると紫煙が立ち上った。
小屋の中が少し煙たくなったが子どもたちは我慢した。
日々が経つにつれ見知らぬ大人たちが徐々に集まり煙草をくゆらせ博打に興じはじめた。
小屋の中は紫煙でいっぱいになり、煙草を吸わぬ子供たちは徐々に小屋から立ち去って行った。
子供が煙草を控えるように文句を言うと大人達は口ぐちにこう言った。
「小屋の中で煙草をすって何が悪い?それは子供のわがままだ」
「煙草は俺の考える小屋での生活には欠かせない」
げほげほむせ返りながら小屋を後にする子供たちに冷たい視線を送りながら。
そうして無事に小屋は大人の物となったとさ。
めでたしめでたし。

554:足利義秋
08/10/25 09:51:49 Gsb9BioJ
>>553
コピペは止めてくれ、コピペは荒らしとして通報させてもらいます。

555:草紙翁
08/10/25 09:55:24 3agwYvgS
こぴぺじゃないです。自作です。

556:松永霜台 ◆666.lKF8HQ
08/10/25 10:08:42 mVcBm1a8
>>552
【京兆家辞去後の某日、松永邸】

もうそろそろ、炉の季節だ。灰も、炉縁も、新しいものをしつらえた。
…うんうん、席が暖かくなってよいねえ。

─久秀の台所事情は、次第に潤っている。自身の名が人々の間にある種の暗い響きをもって伝わり、
虚像が一人歩きをするにつれて、実像である久秀は良い風に恵まれるようになっていた─

それにしても…ふふふ……

あはははは……あっははははははははは…………

京兆に次男坊、名家とはなんて与しやすい手合いなのだろう。
くだらない、「家」や「仇敵」などの概念に縛られて次第に視野が狭まり…ん…、そしてあたしの道具となるのだ!
ああ、楽しい。彼岸花ように屍人の傍らに華やぎ、己の毒でさらなる屍人を増やすのは、何よりも楽しい!

フッ

─その折、松永家の間諜が、主人に探りえた情報を報告するために現れる─

………。

なるほどねえ、将軍の御所を次男坊と藤孝が訪れ、そこで何らかの話し合いが行われたのかい。
さすがに内容までは分かるまい? はは、大方の予想はつくから、大した問題ではないのだが。
近頃、細川藤孝が丹波に下向するとの噂が流れていることも併せて考えれば…ん…、これは良い機会だ。

さあて。

─緋色の衣を纏い、藤孝邸へ出立─

…ごきげんよう。わたしは松永霜台と申します。
手土産には、ほれ、良質な炭が入りましたので…ん…、献じましょうね……。


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