09/05/04 22:05:08 hRGhNMUy
718 :1:2009/05/04(月) 21:59:25 ID:rn/xfw+C
>>706、>>713
「国に関する失敗学」ねえ。
歴史に学ぶ事は大切な事だと思いますよ。
しかしNHKの番組のように一方的な歴史観を押しつけられても、果たして「歴史に学ぶ」
などという事ができるのかねえ?「歴史に学ぶ」というのならば、多様な視点から歴史を
見る事が必要だし、また色々な意見を言い合う事が大切なはずなのだが。
NHKの歴史番組はそういう事を一切やらないよね?
「失敗に学ぶ」と言っても、昨夜のあの番組で、どこが「日本の失敗」だったのかよくわから
ない。NHK的には(いつもの事だけど)「軍部の独走が失敗」と言いたかったのかも知れ
ないが、自分としては別に「軍部の独走が失敗」とは思っていないので、何が失敗なのかよく
わからない。また戦前の日本で、どの時点での判断が一番の誤りだったのか?と問われると、
一般的には「満州事変から」という答えが多いと思うけど、これも自分としては別に判断の
誤りとは思っていない。(満州国に「傀儡国家」という枕詞を付ける事を放送コードにしている
NHKにとっては絶対に許容できない事なんだろうが)
よく言われる事だが「歴史にifは無い」。
「あの時こうしておけば」などと後になってから何を言っても無駄な事だし、後になってから
だったら勝手な講釈をいくらでもできる。また、もし仮に「こうしていれば」という仮定の話が
その時点で選択されていたとして、一旦は良好な状態になったとしても、その後の歴史の派生
結果として、現在よりももっと酷い状態になっていたという可能性もある。
「あの時こうしておけば」などという事をいろいろと言う前に、歴史を学ぶ時は「その時の
周辺状況がどのような状態で、どのような意志でそのような決断をしたのか?」という事を、
一つ一つの事例について慎重に分析する事が大切なんだと思う。