08/03/12 09:07:05 xU/78Lou
数年前にアメリカのテレビ(ディスカバリーかTLC)でダウン症の男の子(4歳ぐらい)
の整形手術の様子をやっていた。タイトルは忘れた。
両親がカウンセリングに行くところでは、整形外科医がコンピュータ画面で
男の子の顔をいじって「こういうふうになりますよ」と説明していた。
画面では、目を大きく鼻根を高く顎をしっかり出して、普通の白人の男の子顔に
なっていて、両親はものすごく喜んで是非お願いしますということで手術が決まった。
手術中のようすもやっていてそれはグロだったのでちょっと見れなかったけど
その後顔のあちこちがすでに腫れていろいろな色になって、全身麻酔でぐったりして
いる男の子が病室に運び込まれた。
それを見た両親は、さっきまでの期待でいっぱいの顔とは打って変わり、ものすごく
心配して泣き出してしまった。子どもが可哀想だった、こんなことになるなんてと言って
医者にも「大丈夫なんですか」「意識は戻るんですか」「痛みはあるんですか」と
手術前にいっこも聞かなかった、手術に伴う子どもの健康について、たくさんの質問をしていた。
医者はにこにこして「手術は大成功です」と言っていたが、両親は、傷だらけで腫れまくった
我が子の顔をみてものすごく心配そうだった。インタビューにはただ「後悔している」
「こんなことになると知っていたらやらなかた」と話すばかりだった。
それから時系列に6ヶ月後ぐらいまでのようすをやっていたが、実際普通児と同じ顔になって
いたよ。両親は「これで見た目で差別されず、ハンディがひとつ減った」と喜んでいた。
親戚が集まってのパーティではみんな「かわいくなった」と喜んでいた。
その後、児童心理学者だか専門家が出てきてダウン症児はダウン症児の顔をしていることで
まわりがそれなりの対処ができるのに、それを普通にしてしまったら対処をしてもらえない。
障害があるということがすぐに理解されないことが果たしていいことかどうかという話を
していて、手術には反対の意見だった。
長いね。思い出しただけ。